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ファッションレポート

【会員紹介】「カール パークレーン」と「フィロソフィー」へのこだわり
-流行・トレンドのスタイルではなく清楚な可愛い女性を体現したい!-"三永株式会社"

"ものづくり"のルーツ"山車からくり"で育つ


三永株式会社代表取締役社長 阿部達彦氏
西枇杷島は、名古屋と清州を結ぶ街道の結節点で、江戸時代から市(いち)があり、問屋街として栄えた。

阿部社長は、幼少の頃からこの地域の"ものづくり"のルーツ"山車からくり"を見て育ち、これが後々、繊維産業との係わりを持つこととなった。比叡山の高僧阿闍梨(あじゃり)を通じ、福田赳夫氏、サントリーの佐治会長など政財界との親交もあり、松下幸之助の経営哲学や山岡荘八の「徳川家康」を読み、稲盛和夫の「盛和塾」に参加して、こうした人たちの影響を受けながら、26歳で独立し、現在の礎を築く。

設立から、製造・卸売販売を手掛け、直接、小売店へ商品(衣料品)を納めることに腐心。70~80年代のアパレル産業は、製造卸売販売が脚光を浴びた時代であったが、中間業者を通さず、直接、小売店に販売した。

新鮮な衣料品を、いち早く、少しでも安く提供するという哲学と「産業ものづくりを大切にしたい」という気概が、スタートラインからあった。

製造卸売から、SPA化(製造小売業)に業態転換したのは、自然の流れで、品質のいい衣料品を安く売りたいことと、消費動向をダイレクトにつかみたいという思いが常にあり、10年位前から斯業展開した。

 

婦人服へのこだわり -ファッションは走らないかん!-
80年代中頃(昭和61年)、手がけていた衣料品(ボトム)が売れなくなり、売れ筋を色々考え、いろんなことに手を出したが、うまくいかなかった。従来の単品ではなくトップとボトムをトータルコーディネイトした企画商品を考え出した。

素材やカラー、デザインだけでなく豊富なサイズバリエーションを取りそろえ、30歳前後の女性を対象にフルアイテムの単品をトータルコーディネイト提案したところ、これが消費者の購買意欲の「ツボ」にはまった大ヒット商品「カール パークレーン」となった。

このブランドは、舞踏会で使われる「カサブランカ」の花のように、白い高貴な大輪の花で清楚で知的な女性への思いと、「ル レーブ」というピンク色のかわいらしい女性を作って行こうというもの。職場では、この花が活けてあり、デザイナーはこうした女性像をイメージして企画段階から最後の商品の検品まで携わり、ブランドの芯がぶれないように心がけているとか...。

一方、消費の低迷や単価ダウンが続く環境下では、従来の事業展開だけでなく、"消費者を主体"とした発想の転換も必要ではないかと、通販を考えた。

「通販は、商品を宣伝する上で、何かのきっかけになればという気持ちで始めた。立ち上げた以上は、新たな市場開拓ということで、通販と直営店舗の販路設定を今後鮮明にしていきたい。」

 

人材育成(経営者感覚のリーダー)が最重要!  
最近の市場環境は、アパレル業界も例外なく、バブルの崩壊やリーマンショックなど、幾多の厳しい環境にさらされている。さらに消費者の厳しい選好など市場の環境変化に的確に対応できるようにすることが急務だ。

しかし現状は、「今は守るのが精一杯」。これからは、単に、良い商品を売り出すだけではなく、アメーバ経営的な視点に立ち、経営者感覚の良いリーダーを小集団の中から育てていきたい。集合体の中だけで育てることは無理で、一経営者だけでやってできるものではない。

「消費者に"よい品""よい考え"をもって、少しでも精度を高めたよりよい商品を提供し、「顧客満足」を追求していくとともに、地域社会の貢献と全従業員の物心両面の幸せを追求していきたい。」と阿部社長。

こうした哲学(フィロソフィー)を持てば、アパレル業界の明るい将来展望が必ず訪れると念じて止まない! 

【三永株式会社ホームページ】
http://www.karlparklane.jp/


─企画会議─清楚でカワイイ女性に!
 

カールパークレーン(Karl Park Lane)ショップ

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