オピニオンリーダーからのメッセージ
   
ファッションデザイナー
花井 幸子
1964年 アトリエ花井を設立。1973年 日本ファッションエディターズクラブ賞(FEC賞)受賞。1981年<YUKIKO HANAI>ブランドでニューヨーク進出。1991年美容文化賞、1995年きもの貢献賞、2003年繊研新聞バイヤーズ賞を受賞。経済産業省各委員歴任。東京・青山に旗艦店を持ち、フェミニンな大人のエレガンスを発信し続けている。生活のすべてがデザインの場であるとして数多くのライセンス商品を発表、バレエや映画の衣装デザインなど幅広く活動。1987年より、ナゴヤファッションコンテスト審査員長。
コンテストはデザイナーとしての成長の機会

 ナゴヤファッション協会が20年を迎えられたことは、とりもなおさず名古屋のファッション産業振興、歴史ある繊維産業地域としての活性化、次世代の人材育成が協会のリーダーのもと推進されてきたことに他なりません。
 日本においてそれまでは、企業の主催によっていたファッションショーやコンテストが、全国に先がけて名古屋において行政主催で開催されたナゴヤファッションコンテスト。ファッション産業全体への行政の関心の高まりと時代のニーズによる流れだったと、感慨深いものがあります。
 ナゴヤファッションコンテストが20回を超える回を重ねることができましたのも、官民一体となり、協会と共にアパレル業界にとどまらず、多くの地域企業のご尽力あってのことと思います。
 協会設立時から、年2〜3回ファッションコンテストに名古屋へ通い、個性ある審査員の方々と真剣に、時には激しく意見を出し合いながら、グランプリをはじめ各賞を決めてまいりました。
 育って行く世代がコンテストにチャレンジすることは素晴らしい体験となります。
 一生懸命デザインし、作品制作に取り組み、自身の作品を舞台で見る感動。デザイン画から服になり、人が着て、歩くことによりどのような効果をもたらすか、たくさんの反省点と改良点、プラスとマイナス両面において、“気づく"ことができるのです。
 この一連の過程がデザイナーとして、その人を大きく成長させることとなると確信しています。
 審査員長といたしましてコンテストで受賞された皆様が、その後、ファッション業界の各方面で活躍なさっていることは、嬉しく、心強く、未来への期待に満ちています。
 ファッション産業がその時代の文化を創造する、リーディング産業として担う役割を果たせるよう、協会の更なる活動を応援していきたいと心から願っています。