ファッショントレンド'04.7
 
  ファッション・ジャーナリスト
大塚陽子
 
 
  <シャネル・ショー イン 東京>

6月30日、東京・有楽町の国際フォーラムにおいて、シャネルの2004〜05秋冬コレクションが披露された。タイトルはイタリア語の"センソ・ユニコ(一方通行)"からヒントを得た"センス・ユニーク"で、シチュエーションも見事にパリのショーを再現していた。
つまり、ランウエイの変わりに長いアスファルトの道路を作り上げ、黄色と黒の工事中の標識をところどころに配置し、入り口とは反対側の席に向かうにはその指定の場所を渡って行くという趣向である。
毎シーズンのことだが、できる限りパリと同じ雰囲気の中で作品を見てもらいたいというシャネルの熱意が伝わってくる一夜だった。ショー終了後には会場を移してパーティも行われた。
 
 
 
    <agnis b×Kazushi WATANABE>

7月2日、東京銀座のアニエスbショップにおいて、監督の渡辺一志さんとのコラボレートによる「HAPPY?ウオッチとTシャツ」の発売記念イベントが行われた。これは2001年にサラエボで行われた国際映画祭において渡辺一志監督による「19」が新人監督特別賞を受賞した事がきっかけになっている。
審査員だったアニエスベーがこの作品を気に入り、以来彼の作品をサポートし続けているのだという。というわけで、今回の時計とグリーン、ブルー、レッド、パープルの四色のTシャツをアニエスベー ブティックのみで展開・販売するという。
当日はその発売を記念して、渡辺監督、主演の川岡大次郎、そして映画にもちらっと出演している声優の野沢那智さんによるトークライブが行われた。ちなみに時計\15,750、Tシャツ\7,665で販売されている。興味のある方はお早めにどうぞ!

 
 
 
 
photo:コーチ丸の内店
  <コーチさらに3店オープン>

ニューヨーク市に本拠地を置き、日本でも急激にその売上をのばしている高級バッグを初め靴、時計などを販売するコーチがここ6ヶ月以内にさらに3店鋪のフラッグシップストアを日本国内にオープンする。まず、8月末にオープン予定の「"札幌ピヴォ"フラッグシップストア」は売り場面積150坪で、"札幌ピヴォ"の表玄関に隣接の予定だ。
11月には大阪・梅田に売り場面積185坪の「コーチ梅田フラッグシップストア」が、続いて12月には面積180坪の「コーチ仙台フラッグシップストア」がオープンする予定になっている。
コーチのルー・フランクフォート会長兼最高責任者はこれらのオープンによって年間合計2,000万ドル(日本円で約21億6,000万円)の売上を期待していると語っている。躍進著しいコーチならではの試みである。
 
 

 
  ファッション・ジャーナリスト 大塚陽子

1947年9月9日 茨城県生まれ
福島県立磐城女子高等学校卒業後、国学院大学文学部史学科入学 '70年同大学卒業
1971年婦人生活社服装編集部入社
1974年モード・エ・モード社入社、'84年退社 最終職「モード・エ・モード」誌編集長
現在、東京ファッションデザイナー協議会(CFD)・顧問
エール・フランス国際コンテスト、青森・ファッション甲子園、福井ファッションコンペなど各審査員をつとめる。