ファッショントレンド'04.10
 
  ファッション・ジャーナリスト
大塚陽子

 
 
<クラシック・フェミニンの表現>

10月4日〜12日にかけての期間中に正式に協会に登録された91のコレクションをはじめ、数多くの展示会や非公式のショーが行われたパリ・コレクション。その中でも印象的だったのは大変かわいらしいクラシカル・フェミニンを打ち出したルイ・ヴィトンのマーク・ジェイコブスのクリエーションです。
会場一杯に飾られた円形などさまざまなイルミネーションの下、ボリュームたっぷりのフレアスカートにスパンコールをあしらったラブリーなデザインやモノグラムを描き出したデニムのパンツ&バッグなどが次々と登場し、会場のため息を誘いました。
来年の春は少女の気分を取り入れたルイ・ヴィトンで、若々しいあなたに変身してみませんか。

 
   
 
   
<エキゾチック旋風に沸いたミラノ・コレクション>

9月25日〜10月3日にかけて約94のブランドが新作を発表した2005春夏 ミラノ・コレクション。今回はアフリカ、インド、アジアといった異国情緒を巧みにミックスしたフェミニンな作品が目白押しでした。
ミラノ・コレクションの第1人者であるドルチェ&ガッバーナもアフリカン・テーストをエレガントな大人の女性のイメージに昇華させた"エキゾチック・センセーション"を打ち出しました。
70年代に活躍した写真家リチャード・アベドンが描くグラマラスな美とアービング・ペンのアフリカのルポルタージュにインスパイアされた作品は甲乙つけがたい独特の魅力を伝えています。
一方D&Gの方はエルビス・プレスリーの未発表の写真をモチーフに用い、バックには彼の"ブルーハワイ"を流すなど、60年代のニュアンスを明るい雰囲気で表現し、大好評でした。

 
 

 
  ファッション・ジャーナリスト 大塚陽子

1947年9月9日 茨城県生まれ
福島県立磐城女子高等学校卒業後、国学院大学文学部史学科入学 '70年同大学卒業
1971年婦人生活社服装編集部入社
1974年モード・エ・モード社入社、'84年退社 最終職「モード・エ・モード」誌編集長
現在、東京ファッションデザイナー協議会(CFD)・顧問
エール・フランス国際コンテスト、青森・ファッション甲子園、福井ファッションコンペなど各審査員をつとめる。