大塚陽子のトレンドウォッチング Vol.2 '06.6

<ドレスキャンプブライドの夕べ>

5月17日、東京駅のすぐ近くのイベントスペース、カノビアにおいてドレスキャンプがアルファブランカと提携したウエディングドレスの発表会がありました。
会場にディスプレイされたのはスワロフスキーを飾り付けた純白のドレス等十数点。そしてデザイナーの岩谷俊和さんならではの艶やかなイヴニングドレスも会場を飾っていました。
実際には8月頃から結婚式会場のレンタルドレスとしてお目見えするとのことですが、嫁ぐ日の花嫁の初々しさを更に高めてくれることでしょう。
中には大変個性的なデザインも含まれていましたから、本来のドレスキャンプファンにも嬉しいコラボレートと言えるかも知れません。宝飾ブランド、ピアジェの好意により、ほとんどの作品の首には燦然と輝くジュエリーが光っていました。

<さまざまな展示会>

5月の連休明けからファッションに関するさまざまな催しが連日のように実施されています。いかに効率よく回るか考えるのはまるでパズルのようです。その中から3つピックアップしてご報告します。
先ず、初めはジミー・チュウ。グラマラスなシューズをデザインすることで定評のあるジミーですが、 今年はそのビジネスをスタートさせてから10年目と言う節目の年に当たります。記念すべき年の秋冬のテーマは「ある意味での陰謀」。
謎めいた不思議な魅力を持つ、冷静な新しいエレガンスを見つける事をミッションにしたスパイのような女性に向けたコレクションとの事です。
そういわれてみれば写真のゴールドのブーツとバッグもミステリアスな美しさに満ちあふれていますよね。
二つ目はアイグナーのコレクションから。この秋冬のキーワードは 「バランスドワーキングウーマン」との事で、女優のイングリッド・バーグマンからインスピレーションを得たそうです。特に写真のバッグ、”ストロンボリ”は1970年のアーカイブからヒントを得たもので、留め金のデザインがポイントになっています。
最後はブルーノ マリデ。ここでは何と言っても巨大なチョコレートのシューズが迫力満点で印象的でした。アクセントにはキャンディが使われています。もちろん、本物のシューズも魅力的でしたが…。


ファッション・ジャーナリスト 大塚陽子

1947年9月9日 茨城県生まれ
福島県立磐城女子高等学校卒業後、国学院大学文学部史学科入学 '70年同大学卒業
1971年婦人生活社服装編集部入社
1974年モード・エ・モード社入社、'84年退社 最終職「モード・エ・モード」誌編集長
現在、東京ファッションデザイナー協議会(CFD)・顧問
エール・フランス国際コンテスト、青森・ファッション甲子園、福井ファッションコンペなど各審査員をつとめる。