大塚陽子のトレンドウォッチング Vol.6 '06.10

<ミラノ、パリ・コレクション報告1>

9月23日から10月11日まで、2007年春夏コレクションの取材でミラノ、パリに行ってきました。
コレクションについては第2弾で御報告するとして、今回は同時に行われていた展示会についての話題をお伝えします。
ひとくちに展示会と言ってもそれぞれ趣向が凝らされていて、ショー以上の盛り上がりを見せている所も少なくありません。
私達取材陣はショーの合間を縫って慌ただしく展示会場を訪れることになるのですが、それでも各スタッフの方達は暖かく迎えてくれ、感激してしまいます。

先ずは、今、日本でも話題沸騰中のダウンの専門ブランド”モンクレール”の発表会で、今回はドウモに近いパラッツオが会場です。
展示会と言うよりはエクシビジョンと行った方が良いかも知れません。
お酒と軽い食事も供されて、ショー終了後の夜のひとときを楽しみました。

次はトッズ。毎回凝ったディスプレイで楽しませてくれるこのブランドの今シーズンのテーマは”ダダイズム”です。
ドライビングシューズの飾り方も独特でしょう? ここでも美味しいケーキや飲物をふんだんに供して下さるので、取材に疲れた私達の憩いの場にもなっています。

最後は場所をパリに移して、ケイタマルヤマの一風変わった催しです。
従来のショーから会場をモービルクラブの重厚な図書室に移してモデルとマネキンが、最新作を披露しました。
ショーとはまた違った空気感を味わえて、ゆっくりと作品に触れられたのが嬉しかったです。
このように、コレクション取材はショーを見るだけでは無くミラノでもパリでも過密スケジュールで市内を飛び回っていると言うのが実情です。
展示会も結構、面白そうでしょ?



ファッション・ジャーナリスト 大塚陽子

1947年9月9日 茨城県生まれ
福島県立磐城女子高等学校卒業後、国学院大学文学部史学科入学 '70年同大学卒業
1971年婦人生活社服装編集部入社
1974年モード・エ・モード社入社、'84年退社 最終職「モード・エ・モード」誌編集長
現在、東京ファッションデザイナー協議会(CFD)・顧問
エール・フランス国際コンテスト、青森・ファッション甲子園、福井ファッションコンペなど各審査員をつとめる。