大塚陽子のトレンドウォッチング Vol.7 '06.11

<ミラノ、パリ・コレクション報告2>

ミラノ、パリの2007S/Sのトレンドの傾向はさまざまな新聞や雑誌等で報告されていますので、みなさんも大きな流れは既に把握していらっしゃることでしょう。
特に2本の柱とも呼べるのがフューチャリズム(未来志向)とロマンティシズムです。
フューチャリズムの方は1960年代、世界の人々の関心が宇宙に向けられていた頃、アンドレ・クーレージュやピエール・カルダンが提唱した"宇宙ルック"に起因します。やや裾広がりのミニ・ドレスやハイテク素材を中心とする新素材への傾倒等がその中心を成しているわけです。
一方、ロマンティシズムの方は、フェミニンで優しい、はかな気な趣を花々に託したクリエーションといって良いでしょう。
こうした2つの流れにグラマラスやスポーツマインド、そしてエスニックの香等がプラスされて2007年の春夏の装いが完成するという訳です。
興味のある方は是非チェックしてみて下さいね。


ファッション・ジャーナリスト 大塚陽子

1947年9月9日 茨城県生まれ
福島県立磐城女子高等学校卒業後、国学院大学文学部史学科入学 '70年同大学卒業
1971年婦人生活社服装編集部入社
1974年モード・エ・モード社入社、'84年退社 最終職「モード・エ・モード」誌編集長
現在、東京ファッションデザイナー協議会(CFD)・顧問
エール・フランス国際コンテスト、青森・ファッション甲子園、福井ファッションコンペなど各審査員をつとめる。