大塚陽子のトレンドウォッチング Vol.8 '07.1

<春から初夏のコート>

いよいよ2007年がスタートしました。今年はファッション界にとってどんな年になるのでしょうか。期待と不安で一杯です。
気が早いと思われるかも知れませんが1月の中旬にはミラノの2008秋冬メンズ・コレクションがスタートします。
レディスもミラノが2月17日から、パリが25日からと息付く暇もありません。年々会期が早くなっていて、飛行機も去年のうちに予約を入れないと希望の便が取れなくなりそうな勢いでした。
こうした状況をうけてJFW(日本ファッションウイーク)も3月12日から16日までが正式な会期になっています。
何だか1年が駆け足で過ぎて行く感じです。
ところが街のウインドウにはやっと春物が顔を出したばかりです。
そこで今回はコレクションシーンから<春から初夏のコート>をピックアップしてみました。

グッチはケープカラーのミニスタイルで黒地にトレンドカラーのトリミングを効かせたデザインです。
ヴァレンティノは人気カラーのひとつであるイエローで若々しく躍動感溢れるコートを提案しています。
イヴ・サンロ−ランの普遍的な黒と白の大柄チェックのコートも魅力的ですよね。
そして、セリーヌはシースルータッチの素材使いで初夏の雰囲気をプラスしています。

コレクションは私達とは関係ない、突出したデザインばかりと思っている方も多いと思いますが、こんなに素敵で実用的なアイディアもたくさん登場しているんですよ。新しく発表される秋冬コレクションも、そんな観点からチェックしてみるのも良いかもしれませんね。


ファッション・ジャーナリスト 大塚陽子

1947年9月9日 茨城県生まれ
福島県立磐城女子高等学校卒業後、国学院大学文学部史学科入学 '70年同大学卒業
1971年婦人生活社服装編集部入社
1974年モード・エ・モード社入社、'84年退社 最終職「モード・エ・モード」誌編集長
現在、東京ファッションデザイナー協議会(CFD)・顧問
エール・フランス国際コンテスト、青森・ファッション甲子園、福井ファッションコンペなど各審査員をつとめる。