平成21年度活動報告


スペシャルセミナー
テーマ『繊維業界の展望と素材 Part2』 
〜日本の強みをどう生かしていくか〜
 開催報告
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【開催データ】
開催日時:平成22年1月21日(木)13:30〜15:30
会場:ナディアパーク プレゼンテーションルーム
名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク・デザインセンタービル6階 
講師:篠丸 康徳氏(マリオ国際企画代表)


スペシャルセミナー
〜ファッションとアートのコラボレーション〜
テーマ『絵画の中に見るファッション』
 開催報告

20091212
 
【開催データ】
開催日時:平成21年12月12日(土)13:30〜15:00
会場:メナード美術館
愛知県小牧市小牧5-250
講師:生駒芳子氏(ファッションジャーナリスト)


マーケティングセミナー
テーマ『女性消費者の現在の目』 開催報告 
20091202
 

【開催データ】
開催日時:平成21年12月2日(水)13:30〜15:30
会場:ナディアパーク プレゼンテーションルーム
名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク・デザインセンタービル6階 
講師:日野 佳恵子氏 ((株)ハー・ストーリィ 代表取締役)



スペシャルセミナー
テーマ『繊維業界の展望と素材』 
〜日本の強みをどう生かしていくか〜
 開催報告
20091119
 
【開催データ】
開催日時:平成21年11月19日(木)13:30〜15:00
会場:ナディアパーク プレゼンテーションルーム
名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク・デザインセンタービル6階 
講師:篠丸 康徳氏(マリオ国際企画代表)


「2010春夏4都市コレクショントレンド速報」セミナー開催報告
 
【開催データ】
開催日時:平成21年10月29日(木)13:00〜16:30
会場:ナディアパーク デザインホール
名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク・デザインセンタービル3F
講師:藤岡篤子 氏(ファッション・ジャーナリスト)


「2010春夏NYコレクション速報と米国ファッションビジネス」セミナー開催報告

【開催データ】
開催日時:平成21年10月14日(水)13:00〜15:00
会場:名古屋ガーデンパレス 3F 栄の間
名古屋市中区錦3-11-13
講師:宇自可 伶 氏
(ニューヨーク在住・ファッションプロデューサー)
テーマ:〜サバイバルをかけたチャレンジはこれだ!〜



Vol.15 クリエーター交流会
「MADE IN JAPANの靴の可能性と課題」
 開催報告
20090928
【開催データ】
開催日時:平成21年9月28日(月)
18:00〜20:30 講演会&クリエーター交流会
会場:7th café (セブンスカフェ)
名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク・デザインセンタービル7F
講師:小泉 忍氏

 


ナゴヤファッションコンテスト2009公開審査・発表会
 グランプリ
山本 紘士 【都会にある何かの巣】
【開催データ】
開催日時:平成21年9月11日(金)1st 13:00〜/2nd 16:00〜
会場:デザインホール
名古屋市中区栄3-18-1 ナディアパーク・デザインセンタービル3F
審査員:花井幸子氏(ファッションデザイナー)・中野裕通氏(ファッションデザイナー)・原由美子氏(ファッションディレクター)・岩谷俊和氏(ファッションデザイナー)・廣川玉枝氏(ファッションデザイナー)

グランプリ  
山本 紘士  【都会にある何かの巣】 (レディース)
ゴールド賞  
粕谷 顕二  【Lamp】 (レディース)
シルバー賞 
酒向 直紀  【シームトロンプルイユ】 (メンズ)
奨励賞  
村椿 明日美  【Micro cosmo graphia】 (レディース)
阿乗 保就  【Ammonoidea】 (メンズ)
安田 彩華  【I love you !】 (キッズ)

審査結果詳細および受賞作品画像はこちら→



平成21年度上期インターンシップ事業報告

 H21年6月〜8月にかけて9社の会員企業様にご協力いただき、「平成21年度上期インターンシップ研修」が行われ、6校33名の学生が研修いたしました。ご協力いただきました企業の皆さま方に、心よりお礼申し上げます。

<平成21年上期受入企業(受入人数):9社>
猪村工業株式会社(4名)/株式会社エフリード(5名)/クロスプラス株式会社(5名)/株式会社ジュニアー(3名)/瀧定名古屋株式会社(1名)/タキヒヨー株式会社(4名)/ティー・エフ・シー株式会社(3名)/万兵株式会社(6名)/モリリン株式会社名古屋支店(2名)

<平成21年上期参加学校(参加学生数):6校33名>
愛知文化服装専門学校(6名)/明美文化服装専門学校(9名)/中部ファッション専門学校(11名)/豊橋ファッションビジネス専門学校(2名)/名古屋ファッション専門学校(1名)/名古屋服飾専門学校(4名)

ティー・エフ・シー株式会社 「インターンシップ初日オリエンテーション」レポート

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【ティー・エフ・シー株式会社インターンシップ開催データ】
平成21年6月8日〜19日(10日間)
明美文化服装専門学校1名、中部ファッション専門学校1名 が参加
平成21年6月22日〜7月3日(11日間)
豊橋ファッション・ビジネス専門学校1名 が参加


 ティー・エフ・シー株式会社では、6月8日から6月19日までの2週間、明美文化服装専門学校、中部ファッション専門学校から1名ずつ、研修に参加し、初日の6月8日にオリエンテーションがおこなわれました。
 始めに安藤社長から、ティー・エフ・シー株式会社の会社概要や歴史をはじめ、アパレル業界全体についてご説明いただきました。そして「アパレル業界の将来のためにも、業界全体として若い人材を育てていく責任や必要性があり、学生にものづくりの楽しさを伝えなければならないと考えている」などのお話がありました。
 いずれもパタンナー志望の研修生に、「仕事の仕方によっては、CADを使ってそれなりに仕上がると、できたつもりになってしまっていたり、流れ作業のようになっていて実力がつかず、他の職場に行ったら使えないということもある」と、基礎をしっかり身につけた上で、常にレベルアップしようと努力することの重要性もアドバイスいただきました。
 続いて、総務課の矢野様からの事務連絡のあと、他の階に移動することに。これまで、うなずきながら緊張気味に話を聞いていた研修生ですが、数々の特殊ミシンを目にすると興味津々の様子で、期待に満ちた表情で研修中お世話になるそれぞれのセクションへ向かいました。
 2週間の研修で、仕事の厳しさとものづくりの楽しさを学び、その後の学校での取組や就職後の仕事に活かしてほしいと思います。 (平成21年6月8日)

ご協力ありがとうございました。



タキヒヨー株式会社 「インターンシップ、最終日報告会」レポート

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【タキヒヨー株式会社インターンシップ開催データ】
平成21年6月8日〜19日(10日間)
中部ファッション専門学校3名、名古屋服飾専門学校1名 が参加    

 タキヒヨー株式会社では、中部ファッション専門学校、名古屋服飾専門学校から合わせて4名の学生が、6月8日から6月19日までの2週間にわたる研修に参加、最終日の19日、報告会がおこなわれました。
 報告会では、4人の研修生が研修を終えた感想や今後の目標を発表するとともに、それぞれマップを作成し、担当していただいた4人のデザイナーの前でプレゼンテーションをおこないました。
 デザイナーからは、「レイアウトや見やすさ、引き付けるコピーなど、このまま商談に持っていけそうなマップでびっくりした」「はじめは絵型が描けずイラストレータもできなかったのに、こんなに上達したとは」といった研修生の成長に感心するコメントとともに、「ここに素材を貼るとさらによかった」「プレゼンの時はメモを見ずに自分の言葉でしっかり伝えるべき」など、具体的なアドバイスもいただきました。
 研修全体を振り返り、研修生たちは「企業での実際の仕事は、自分の好きな事だけではなく多岐にわたることがわかった」「50代のスタイリングを考えてと言われて困ったので、自分とは違う年代についても研究したい」「配属先の方たちが、昼休み中でもずっとファッションの話をしていて、本当にこの仕事が好きなのだというのが伝わった。自分も就職してからもそういう気持ちを持ち続けて働きたいと思った」など、多くのことを学んだようです。
 最後に、担当していただいたデザイナーやスタッフから「パソコンは時間の短縮になり表現も広がるので、学生のうちに勉強しておくとよいのでは」「就職しても2、3年は雑用だと思うが、その間どうするかが大切。作業を作業で終わらせず、その中から何かをつかめば後で役に立つ時が来る」とアドバイスをいただき、報告会は終了しました。 (平成21年6月19日)

ご協力ありがとうございました。



「ナゴヤファッションコンテスト2009」第1次審査レポート

第1次審査通過者のリストおよびデザイン画はこちら→
【開催データ】
開催日時:平成21年6月12日(金)12:45〜
会場:ナディアパーク・デザインセンタービル6F デザイン工房(名古屋市中区栄3-18-1)
審査員長:花井幸子(ファッションデザイナー)
審査員:中野裕通(ファッションデザイナー)・原由美子(ファッションディレクター)・岩谷俊和(ファッションデザイナー)・廣川玉枝(ファッションデザイナー)
応募総数:4,164点(レディス2,889点/メンズ718点/キッズ557点-うち海外からの応募点数309点)
第1次審査通過数:30点(レディス19点/メンズ6点/キッズ5点-うち海外からの応募点数3点)

レベルアップした応募作品に、最終公開審査への期待が高まる

 今回で29回目となる、「ナゴヤファッションコンテスト2009」。今年は、国内および海外13ヶ国からデザイン画が寄せられ、6月12日、花井幸子審査員長はじめ5人の審査員により、第1次審査が行われました。

 審査会場のテーブルいっぱいに並べられた、製作者それぞれの思いが詰まったデザイン画の周りを、先生方が歩きながら1点1点目を通し、目にとまった作品に付箋をつけていきます。時にはデザイン画を手に取ったり、添付された素材に触れて確かめたりしながら、テンポ良く審査は進みました。

 審査の際のポイントを伺うと、「デザインが新鮮か」「実際に作れるデザインかどうか」「作品にするとどうなりそうか」などをチェックしているとおっしゃっていました。

 いよいよ審査も終盤になり作品数が絞り込まれてくると、審査員の評価が分かれる作品を前に「デザイン画のイメージ通りに仕上がるかな」「こっちはおもしろい作品に仕上がりそう」などと、できあがりをイメージしながら先生方が話し合われる場面も。

 最終的にレディス、メンズ、キッズ合わせて30点の作品が第1次審査を通過しました。

 審査を終えられた先生方からは、「同じ学校の生徒のデザイン画は似た雰囲気になりがちだが、今年はそれがあまりなく昨年より良かった」「審査していておもしろく、作品の幅が広がったと感じた」「イメージだけで描いたような、果たして作品に仕上げられるのだろうかというデザイン画が減り、全体的なレベルが上がっていると感じる」などの総評をいただきました。

 実際の作品となりモデルが着用して発表される、9月11日の最終公開審査がますます期待されます。

 



平成21年度ナゴヤファッション協会 理事会・通常総会・スペシャルセミナー開催レポート


【開催データ】
開催日時:平成21年6月18日(木)9:30〜12:30
会場:ホテル名古屋ガーデンパレス(名古屋市中区錦3丁目11-13)

実行委員会による事業の円滑な推進とスペシャルセミナーの充実!

理事会・総会

 9時30分からの理事会では、滝会長からの冒頭挨拶の後、議案書に基づいて議事が進行。平成20年度事業報告・収支決算、平成21年度事業計画・収支予算等が承認されました。事務局からは、平成21年度の事業推進に当たっては、「ナゴヤファッションプロモーション実行委員会」と「エコファッション実行委員会」を設置し、事業の円滑な推進と専門化を図っていくという点が、また、スペシャルセミナーについても、開催回数を増やすとともに、受講対象者を明確・細分化し、対象者に的確なセミナーを提供していきたいという説明がありました。

 続いて10時からの通常総会では、あらためて滝会長が「業界全体が厳しい状況にあるが、このようなときだからこそ、ファッション協会をぜひ有効にご活用いただきたい。インターンシップ事業についても、引き続き、会員企業のご協力をいただきたい」と挨拶。議事は滞りなく進行し、平成20年度事業報告・収支決算、平成21年度事業計画・収支予算等が承認されました。
 最後に来賓を代表して中部経済産業局産業部製造産業課長の岡本様と名古屋市市民経済局産業部地域商業課長の菊池様のお二人が壇上に立たれ、ファッション協会に対する激励のメッセージをいただきました。
[総会出席者:62名]

スペシャルセミナー
テーマ:「エコ・リュクスが未来の扉を開く!」
講師:生駒芳子 氏(ファッションジャーナリスト)

 引き続き、一般参加の皆様も加わりスペシャルセミナーを開催いたしました。日本で初めて社会問題を取り上げた女性ファッション誌の元編集長、生駒氏が講師とあって、会場には女性の参加者も多く見られました。
 冒頭、ラグジュアリーブランドのスケールの大きな社会貢献活動や、ファッション誌によるおしゃれな支援活動、海外セレブたちに広がる継続的なエコアクションなどを、具体例をあげながら紹介。マリ・クレール日本版で、編集長(当時)として、それらを取材・編集にあたる中で生まれた言葉 “エコ・リュクス” とは、「一見相反するように見える、エコライフとラグジュアリーライフのバランスの中で、新しく美しい21世紀のライフスタイルを考えようという事」だとし、「エコ=我慢ではなく、楽しみながらバランスをとって暮らしていくべき時代」だと述べられました。

 また、「ファッションはデザインだけでなく、“内面の美しさ”すなわち製造される過程や素材ができる経緯も重要」とフェアトレードや天然素材などにも触れるとともに、「アートなど他のカルチャー分野とのコラボレーションにより、刺激し合うことで最終的に消費の原動力になっていく」と、ファッションにもアートにも造詣の深い、生駒氏ならではの数々の具体例も紹介。
 さらに、「今やトレンドは上から流されるだけでなく、ブロガー発のトレンドも生まれるようになり、マーケットの逆流現象が起きている」と指摘。「価格やデザインといった結論から始まる消費者目線でのモノづくりが求められている」とし、その具体例として、実際に取材してみてそれまでとは見る目が変わったという“ギャルマーケット”や、30年も前からすでに消費者目線のモノづくりを実践しているIKEAなどを挙げられました。

 一方、消費者においても、「買物は企業に一票を投じるのと同じ。環境問題に取り組む企業や製品のサポーターとなり、未来に投資するお金の使い方をする時」と語り、「これからは“美しい消費”の時代。本物の価値を持つものを求め、自分だけでなく地球の未来をも美しくする消費へと価値基準を変えるべき」との呼びかけが、強く心に響きました。
 最後は、「エコは経済を停滞させるものではない」「世の中がクールダウンしている今こそ、新しい鍵を握って新しい事を始めるチャンス」と参加者にエールを送って講演は終了。その後の質疑応答コーナーでは、女性参加者からも次々と手が上がり、講演終了後も生駒氏に少しでもお話を伺いたい女性達で順番待ちとなるほどで、予定をオーバーして生駒氏は会場を後にされました。