イベント

ナゴヤファッションコンテスト過去受賞者へのインタビューVol.10

「ナゴヤファッションコンテスト2008」 グランプリ受賞 石原彰乃さん


専門学校を卒業してから現在に至るまでの経緯と現在のお仕事の内容を教えてください。
卒業後は、OEM(相手先ブランドによる生産)を行うアパレル企業で、企画や制作の仕事をしました。
次第に自社のブランドや店舗を持つ企業の中でデザインをしたいと思うようになり、現在、働いている株式会社レイカズンに移りました。今は、『ダブルネーム』というブランドの企画やデザインの仕事をしています。



今の仕事の魅力は何ですか?
今の会社は、自分の好きなテイストの服を作っているので自分が作りたいと思うような服をデザインすることができるところが大きな魅力です。やはり、自分のデザインした服が売れたときや街の中で着ている人を見かけたときなどは、とても嬉しい気持ちになります。
また、スタッフが少ないため、企画やデザイン以外の仕事(例えば広報的なことなど)をやらなければいけないことも多いのですが、周りのスタッフは協力的であり、比較的自由にやることができるため、とても勉強になっています。


ナゴヤファッションコンテストに参加した感想を教えてください。
ナゴヤファッションコンテストでは、キッズのデザイン画が選ばれたため、初めてのキッズ作品の制作でした。慣れないこともあり、かなり時間がかかり、とても苦労をしましたが、よい経験になりました。また、最終審査会では他の制作者の作品を見ることができ、いい刺激を受けたと思っています。
2年生のときに応募した作品で、グランプリを取ることが出来たのですが、この受賞をきっかけに、他校へ編入することを決心しました。自分の中でずっと行きたいと思っていた学校で、グランプリを取れたおかげで両親の理解も得られ、編入しました。きっかけを作ってくれたナゴヤファッションコンテストにとても感謝しています。

 
今後の目標を教えてください。
今の会社で携わっているブランドを今よりも大きくし、知名度を上げたいと思っています。その過程の中で、自分自身もステップアップしていきたいと考えています。


若手のクリエーターに対するメッセージをお願いします。
学生のうちに、自分の強みを見つけることが大事だと思います。そういう意味でコンテストにはどんどん応募するといいと思います。自分の作りたいものは何なのか、こだわりやポイントなど、自分を見つめ直し、自己分析をするよいきっかけになります。
また、期限内に作品を仕上げなければならないため、計画的に仕事を進めるよい訓練になるのはもちろんのこと、他の制作者の作品を見ることにより、競争意識が芽生え、学校の課題では得られない刺激を受けることができます。それはきっと自分自身を成長させてくれるはずです。