「ナゴヤファッションコンテスト2026」最終審査結果
世界6の国と地域からの応募を含む6,193点の作品の中から、6月1日の第1次審査会を経て、31作品がファッションショー形式の最終公開審査会に臨みました。
最終公開審査会開催日
令和8年9月30日(水)
審査員(敬称略)
中野 裕通(ファッションデザイナー)/審査員長
原 由美子(ファッションディレクター)
廣川 玉枝(デザイナー)
スズキタカユキ(服飾家)
審査会場
中日ビル6階 中日ホール

審査員による事前審査風景/中野審査員長から表彰を受けるグランプリ受賞者の羽田花美良さん

受賞した9作品/審査員との懇親会の様子
主催
ナゴヤファッションプロモーション実行委員会
(構成:ナゴヤファッション協会・名古屋市・公益財団法人名古屋産業振興公社)
特別協賛(五十音順)
株式会社ジェイアール東海髙島屋、株式会社大丸松坂屋百貨店
ヘア&メイク協力
日本メナード化粧品株式会社(MHMAPS)
演出
辻井 宏昌(atom inc.)
制作
株式会社ピスタチオ
後援
中部経済産業局、愛知県、名古屋商工会議所
審査員からのコメント
中野裕通審査員長総評
僕も作る側の1人なので、最初はよくできている、まとまっているように見えたのですが、その中でこれが私だというような作品が意外と少なかったような気がします。作品からその人の力が出てくるような作品を見たいと思ってこういった場に来ているのですが、色々な立場の方がいると思いますが、例えばシャツのこの襟だけは誰にも負けないといったオーラを出してくれる作品をこれから望みたいと思います。ありがとうございました。
原由美子審査員講評
ここに作品を出された方たち皆さんにおめでとうと言いたい作品ばかりでした。私はコンクールの審査員をかなり長くやらせていただいていますが、今回ほど点をつけるのが難しかったことはないです。これはデザイン画と全然違うなど駄目な要素があるものがほとんどなく、デザイン画からこんな風にできる、といういい意味での驚きがあるものばかりで、そういう意味で皆さんにおめでとうございますと言いたいです。
私はデザイナーではなく自分ではデザイン画も書けないし、作れないため、着るための洋服という部分から見ている部分があり、今回はデザイン画が6000以上もの中から、必死に一生懸命選んだからこそこれだけすごいものがあったと自分に言い聞かせています。
特に私の中で印象に残ったのは、スーツの形をしたパンツスタイルです。ドレスのようなものが多いのは悪いわけではないですが、その中でメンズ・レディースということなく着られる服で現実感のあるものとして、でもコンクールの中で存在感を見せてくれました。新しい素材・新しい形を追求することはもちろん必要ですが、こういった服に皆さんが触れてどう感じるのだろうかと私なりに考えています。どうもありがとうございます。
廣川玉枝審査員講評
受賞された皆さんおめでとうございます。そして参加した皆様お疲れ様でした。
今回バックヤードで服を見た時からすごく手が込んだ作りの作品が多いなと思っていて、これは着たらどうなるのだろうというときめき感を抱きながらステージを拝見させていただきました。全体的に本当にレベルが高く、表側・裏側、構造や素材も全部細かいところまで真摯に取り組んでやっていったのだろうなと思っていて、デザイン画を見た時点では、どういう風に形にするのだろうと思っているのですが、今回皆さんの作品を見た時に、よくぞここまで形にしたと感心する部分が多く、いい服をたくさん見られてすごく嬉しいというか喜びを感じていました。なので残念ながらこの台の上に登れなかった皆さんも落ち込まず、このコンテストで得た経験や力は必ず次の創作に確実に生きていくので、そういったことに活かしていってほしいと思っています。
グランプリを取られた羽田さんの作品はニードルパンチを使ってみえるように思うのですが、非常に薄いシルクの上にフェルトを叩いてすごく軽やかに仕上がっていました。服の形があるようでないようなすごく曖昧な服なのですが、そういったところで動いた時の軽やかさだったりテクスチャーの面白さといったところは総合的によくできていると感心しておりました。水島さんの作品も好きで、すごくよくまとまっているというか、グラフィックなのですが、グラフィックだけというよりは本当に細かいグリッド上のテキスタイルの上に人のシルエットが貼り合わせてある、そういった組み合わせや後ろを向いた時の姿が新しさを感じすごく響くものがあって、洗川さんの作品も、こういったチュールを重ねた作品、チュールと刺繍の構造でできているものはあったのですが、ステージから出てきたときにグラデーションの層がレイヤーになることによって、一つ一つの層がそれぞれの層の力を発揮して総合的に動いた時に美しいということで高い評価を得たと思います。皆さんはそれぞれすごくいいところがあったと思いますし、本当にこれは比べられないというかそれぞれの個性の表現なので、比べられないところはたくさんあるので、皆さんが 本当に心の底から信じて自分がやってみたい、やっていきたいということにこれからも取り組んでいってもらえたら嬉しいと思います。ありがとうございました。
スズキタカユキ審査員講評
まずは受賞された方々本当におめでとうございました。それから今回は受賞されなかった方々もとても僅差で、どういう風に評価というか順位をつけたらいいかというのはとても難しかったです。前回よりも今回の方が特に難しかったという印象でしたので、受賞にならなかった方々も何かが悪かったわけでは全くないですので、その辺は自信を持って今後の活動につなげていただきたいなと思っています。
クオリティーが全体的に上がっていて、例えば細かいところですけど端の処理ですとか後ろ姿ですとか、そういう部分も手を抜かずにしっかり仕上げていただいていたので、そういう意味でもとても良かったというか、洋服への愛情が感じられて、僕としてはとても嬉しいところでもありました。
ただ、1つだけお伝えすると、今後のために皆さん考えておいていただきたいと思うのは、人の体というか肉体へのアプローチがもう少しあると、より良かったのかなと思っています。洋服というのはやはり人が着るものですので、着てどういう風になるのか、どういうシルエットが出てどういう動きをするのかというところに、もう少し踏み込んで制作していただけると、なおいいものに仕上がるのではないかということはありました。
とはいえ全体的に本当に素晴らしかったので、先ほどもお伝えしましたが、とても愛情が感じられて、とても嬉しいコンテストだったと思います。皆様もっと洋服のことを好きになっていただいて、今後の活動につなげていただければと思います。本当にありがとうございました。お疲れ様でした。
グランプリ(副賞100万円)
羽田 花美良『Melt』(レディス)
文化服装学院
群馬県
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ゴールド賞(副賞30万円)
水島 伽奈『FACET』(レディス)
名古屋モード学園
愛知県
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シルバー賞(副賞10万円)
洗川 絵理香『Layered Diamonds』(レディス)
東京モード学園
神奈川県
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奨励賞 (6名・順不同)(副賞5万円)
山下 涼歌『Tweed-lip』(レディス)
名古屋モード学園
愛知県
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野上 奈那『FILL IN THE BLANKS』
(レディス)
名古屋モード学園
愛知県
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不破 のぞみ『Dancing Square』(レディス)
名古屋モード学園
愛知県
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宮﨑 ももみ『Blurred Bloom』(レディス)
ヴォートレイルファッションアカデミー
大阪府
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佐々木 結衣『mushroom anatomy』(レディス)
大阪モード学園
大阪府
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幸平 夏実『movement』(レディス)
名古屋モード学園
愛知県
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入選(22名・順不同)(副賞3万円)



































