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ナゴヤファッションコンテスト過去受賞者へのインタビューVol.4

「ナゴヤファッションコンテスト2002」奨励賞受賞・村上典子さん


現在のお仕事を教えてください。
株式会社CONQUESTのOEM事業部で、ニット製品を中心とした企画を始め、営業企画や生産業務など幅広く行っています。ニット製品は糸から素材を選び、提案することができる為、学ぶことは多いですが、とてもやりがいがあり、面白いです。

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ファッションを学ぶことになったきっかけは何でしたか?
親がオートクチュールの縫い子をしていました。オーダードレスが身近にある環境だったので、自然と洋服に興味を持ちはじめ、進路はあまり迷わずファッションの専門学校を選びました。


ナゴヤファッションコンテストで受賞されていかがでしたか?
就職した後、自主的にコンテストに応募し、何度か入選しました。
仕事をしながらの作品づくりは大変でしたが、細かい作業が好きだったので、コンテストの作品づくりをすることをきっかけに、再度服づくりをしたいと思い始め、仕事を辞め、東京の学校で学びなおすことを決めました。


仕事を通して学ぶことや感じることはありますか?
仕事では、限られた時間・モノの中で、いかにしてうまく作るか。いかに自分がつくりたいモノを織り交ぜながら、お客様が喜んでいただけるモノを作るかが重要だと感じています。



村上さんにとって、ファッションとは何ですか?
自分にとって不可欠なもの。また、ファッション=仕事。他の仕事を考えたこともありますが、やはりファッションが好きで、同じ業界の人とファッションについて語る事が楽しく、仕事にやりがいを感じます。今後も他の仕事に就くことはないと思います。


若手の方々へのアドバイスをお願いします。
作品を制作している時は、それだけに集中してしまいがちですが、どれだけ服づくりに思い入れがあるかだと思います。自分もそうでしたが、デザイン画と作品の技術が伴っていない人が多いので、作品を作る際、愛着を持ってつくれば必ずいい結果が出ると思います。愛着があれば努力する、結果は後からついてくるものだと思います。

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