【会員紹介】個性豊かなオンリーワン企業をめざして-お客様に最高の感動を!!- "株式会社エフリード"
■ 初めに
株式会社エフリード代表取締役社長
鈴木孝三氏
2008年(平成20年)の8月に株式会社エフリード代表取締役社長に就任された、鈴木孝三社長に話を伺った。
創業は、戦後間もない頃、1946年(昭和21年)に、富士屋産業株式会社を設立。1950年(昭和25年)から、現在地で、呉服・生地を主体に企業活動を展開してきた。
その後、60年代後半から70年代にかけて、高度経済成長期を背景に、ファッション業界も急速に進んだ洋装化の流れを受けた。この頃から、呉服・生地から婦人服・アパレル化へと大きく変貌していった。
現在のエフリードに社名変更したのは、1992年(平成4年)。鈴木社長は、「服飾を中心としたファッションビジネスを永遠のテーマとして追求し」又、「お客様に最高の感動を得て頂く為に、企画、生産、物流、店頭販売の一貫したシステムの完成にチャレンジし続けていきたい。」と力説。
■エフリードのこだわり
エフリードの社名の由来は、富士屋産業の"F(エフ)"とファッションの"F(エフ)"を表しており、創業からの堅い経営を引っ張ってきたことと、ファッションをリードしていきたいという理念から「エフリード」の誕生となった。
元来、生地・呉服を扱っていたが、時代の流れとともに、現在は、婦人服の製品・アパレルを展開している。
当社は、60有余年の歴史の中で、企業として守ってきた原点は「商品在庫を持たない。」ということ。つまり、生産は常に先を見通しながら、不良在庫のない商品と在庫回転率を良くしようと心がけているとか。
■SPA化のうねりの中で
バブル経済の破たんから、ファッション業界にも、大きな波が押し寄せて来た。SPA化だ。
従来からの製造卸売業専念から、小売業への転身も視野に入れなければならない時代となった。
しかし、製造卸と小売りは、本質的に違う。と鈴木社長。
「製造卸は、トレンド商品を企画しなければ、顧客に買ってもらえない。一方、小売は、店頭で旬の製品を見せるため、ベーシックな商品展開を考えなければならない。」一見同じようであるが、商品展開のベクトルが随分違うと感じているとか。
「現在は、小売り部門の採算をもう少し整理し、価格を質的なものに変化していきたいと考えている。安い商品を大量に売るという発想は、本心ではないから。」
■これからの生き残りをかけて
これからの企業としての生き残りをかけて、「企画力を最優先として、勝負したい!!」
「デザイナーも重要だがむしろMDだ。MDをきたえなければ、いい企画が生まれない。
最近、トレンドの勉強会を社内で定例的に行っている。また、ヨーロッパなどの市場動向を肌で感じ取ってもらうため、海外派遣研修も行っている。」
今後も、ファストファッションの低価格ブランドが主流かもしれないが、鈴木社長は、「ファッション性に見合った価格に、機能や品質の訴求性の高い商品ゾーンをねらっていきたい。」
「ファッションの世界で、新しいことを生み出そうとするならば、従来と違ったコンセプトで考えなければならないと思う。"CHANGE OR DIE" 自分自身、変化しないと、生き残れない!!」と語る。
ブランド紹介①:SABUROKU
ベーシックアイテムを基本に、インターナショナルなトレンドを加味したナチュラルでスポーティーなカジュアルブランド。
トラッドとレトロガーリーのテイストをクリーンに表現。現代の「活動的で毎日楽しく過ごしたい」女性に向けたコンセプト。
ブランド紹介②:ANNA LUNA
エレガンスをコンテンポラリーに提案するブランド。
シンプルで、エレガンスなアイテムをベースにトレンドを上品に取り入れたスタイル。
甘すぎるのは卒業したい。でも、シャープ過ぎるのは嫌。大人っぽくて上品で可愛い服=大人可愛い服をイメージ。
【株式会社エフリードホームページ】
http://www.f-lead.co.jp/